蔵王ロープウェイの所要時間は、いったい何時間なのか?このページでは、蔵王ロープウェイの所要時間について解説します。
初めて蔵王ロープウェイを利用する人には、全く想像がつかないと思いますが、所要時間を知らないと観光の予定が立ちません。
このページで解説するのは、蔵王ロープウェイの3種類の所要時間です。
何故3種類?
と、疑問に思われたかと思いますが、これらを知っておくと蔵王ロープウェイの特徴がよく理解できると思います。
3種類とは、
- 往復の所要時間
- 通常の所要時間
- 混雑時の所要時間
のことです。
まずひとつめの所要時間から説明します。
往復の所要時間
往復の所要時間とは、蔵王ロープウェイの往復にかかる所要時間です。往復だけの時間のことです。
蔵王ロープウェイに、乗車している時間のことです。いわゆる移動時間です。
蔵王ロープウェイの移動時間は、蔵王山麓駅から、樹氷高原駅までが、約7分です。樹氷高原駅から地蔵山頂駅までが10分です。
つまり、単純に約17分で蔵王山頂駅まで行くことができます。これが片道の所要時間になります。
蔵王ロープウェイは、ほぼ一定のスピードで運行されていますので、この時間は、混んでいても空いていても変わりません。
蔵王ロープウェイの片道の所要時間は、約17分だということがわかりました。
往復の所要時間となると、片道の所要時間の倍になりますので約34分です。
蔵王ロープウェイに乗り、頂上まで行き、何もせずに折り返して戻ってくるのであれば、その所要時間は約34分です。
乗り換え時間を10分として計算しても、往復の所要時間は、1時間以内です。
- 片道の所要時間は約17分
- 往復の所要時間は約34分
通常の所要時間
蔵王ロープウェイに乗って、往復だけをする観光客はいませんでしょうから、観光の時間を含めた所要時間を解説します。
樹氷の観光客は、蔵王山頂駅に到着すると、まず、雪の上を歩きますし、寝そべります。雪を丸めて雪合戦もします。
目の前には、巨大な樹氷がありますので、記念写真も撮るはずです。思い思いのポーズで写真を撮ることでしょう。
雪を初めて観る観光客ならば、これだけでも1時間は費やすはずです。
はしゃいで動きますので、空腹になったり、喉も渇くはずです。
都合よく、蔵王ロープウェイの頂上には、レストランがあります。そこで食事をすることもできます。
頂上は極寒ですので、温かい飲み物がほしくなることでしょう。レストランで30分費やしたとしましょう。
蔵王ロープウェイの移動時間と頂上で費やした時間を足すと、その所要時間は、約2時間30分ということになります。
以上のことから、蔵王ロープウェイの所要時間は、通常なら、約2時間30分で済むはずなのです。
しかしこれはあくまでも通常の場合です。通常とは、混んでいない時のことです。
混雑時の所要時間
2時間30分という所要時間には、並ぶ時間は含まれていません。蔵王ロープウェイに乗るには、並ばなければなりません。
蔵王ロープウェイのハイシーズンは2月です。樹氷が一番大きく綺麗に観えます。この時期に観光客が集中します。
蔵王ロープウェイに行列ができます。
そしてその待ち時間は、3時間ということもあります。3時間待たなければ、蔵王ロープウェイに乗れないのです。
この場合の、蔵王ロープウェイの所要時間は、5時間30分ということになります。
ハイシーズンに、初めて蔵王ロープウェイに行った人は、この行列を見て、とてもとても驚くことでしょう。
しかし、毎年蔵王ロープウェイに行っている人にとっては、当たり前の風景なのです。
蔵王ロープウェイを利用する観光客の約9割は、アジア系の外国人です。主に台湾からの観光客です。
蔵王ロープウェイにも、インバウンド需要によるオーバーツーリズムの波が押し寄せている状態です。
しかしこの蔵王ロープウェイの所要時間を短くする方法もあります。
蔵王ロープウェイの所要時間を、少しでも短縮したいのであれば、並ぶ時間を、短縮させればよいのです。
並ぶ時間を短縮させるには、予約をするしかありません。予約をすると優先通路から蔵王ロープウェイに乗ることができます。
しかし当たり前ですが、予約には数に限りがあります。先着順です。早いもの勝ちてす。早めに予約を、取りましょう。
長蛇の列を、尻目にスイスイと蔵王ロープウェイに乗りこむ人達がいます。
その人達が、事前に予約をした賢い観光客なのです。
蔵王ロープウェイの所要時間は、混雑時で5時間30分です。