蔵王ロープウェイには、山麓線と山頂線という、ふたつの区間があります。
そして、このふたつの区間には、3カ所の駅があります。
駅とは、ロープウェイの乗降場のことです。
蔵王の大迫力の樹氷を観るには、蔵王ロープウェイを利用することになります。
リフトを乗り継ぐ、という方法もありますが、それよりも速くて確実です。
ふたつの区間を乗り継いで、山頂まで行けば、世界的に有名な、あのスノーモンスターを、間近で見ることができます。
このページでは、蔵王ロープウェイの蔵王山麓線、蔵王山麓駅、そして、蔵王山麓線の時刻表を説明しています。
蔵王山麓線
蔵王ロープウェイの最初の区間が「山麓線」です。文字どおり、麓(ふもと)から出発するロープウェイです。
山麓駅と樹氷高原駅を結ぶラインを、蔵王ロープウェイ「山麓線」といいます。
蔵王ロープウェイの駐車場から見えるゴンドラが、蔵王山麓線です。
山麓線は、蔵王ロープウェイの駐車場のすぐ目の前にあります。
ロープウェイが登っていく様子や、降りてくる様子が確認できます。
山麓線の運行距離は1734mです。
約1.7km乗って、樹氷高原駅で下車し、次の区間の山頂線に乗り換えます。
山麓線だけのチケットも販売されていますので、山頂まで行かない場合は、山麓線のチケットだけを購入すれば、乗車できます。
蔵王ロープウェイは、大自然を相手にしていますので、悪天候により、運行されない時もあります。
しかし、山麓線は、標高の低い路線ですので、悪天候でも、比較的、運行されやすいのです。
山麓線の所要時間は約7分です。
この所要時間とは、山麓駅を出発し、樹氷高原駅に到着するまでの時間です。たったの7分ですので、あっという間です。
定員は53人です。
山麓線には、2台のゴンドラがありまして、1時間の輸送人数は364人です。
ゴンドラ内にはイスもあります。しかし、数が少ないので、乗客の全員が座れることはありません。
むしろ、繁忙期は座れないと思ってください。乗るだけで精一杯なはずです。
窓側に乗ることができるか?
誰しもが窓側を希望します。写真撮影や眺めを考慮すると、皆さんやはり、窓側が魅力的だと感じるようです。
しかし残念ながら満員の時は、この希望は叶いません。運良く列の先頭に並んでいたのなら、窓側に陣取れます。
乗り物のセオリーとして、窓側から埋まっていきます。このことは、蔵王ロープウェイも同じです。
山麓線は、2台のゴンドラが稼働しています。観光客の人数からすると、2台という台数は、少ない気もします。
あまりにも観光客が多いときは、臨時便が運行されます。
山麓駅
蔵王山麓駅は、蔵王ロープウェイの出発地点になっています。標高の低い場所にありまして、その標高は855mです。
蔵王ロープウェイの、総合窓口的な役割を持っていますので、気温や運行状況といった、全ての情報が掲示されています。
蔵王山麓駅の場所
そもそも蔵王山麓駅が、どこにあるのかを知らなければ、蔵王ロープウェイに乗車することはできません。
県道14号線の「上山蔵王公園線」を車で登って行くと、丁字路にぶつかります。この丁字路を右折すると左側にあります。
大きな施設ですので、すぐにわかりますし、積雪の多いオンシーズンの時は、乗車待ちの長蛇の列ができています。
駐車場が満車の時は、駐車場の空き待ちの車が、道路に並んでいます。こちらも長蛇の列になります。
蔵王ロープウェイと、蔵王中央ロープウェイは、違う場所にある、全く違うロープウェイです。
蔵王山麓駅を出発したロープウェイは、樹氷高原駅まで行きます。
そして、樹氷高原駅で、山頂までの、次のロープウェイに乗り換え、山頂駅に到着します。
つまり、蔵王ロープウェイの蔵王山麓線は、「麓から中間までのロープウェイ」ということになります。
頂上まで行かないのであれば、樹氷高原駅までのチケットを買えばよいのです。
蔵王山麓線のチケットだけでは、頂上まで行くことはできません。
蔵王ロープウェイの駅は下記の3カ所です。
- 蔵王山麓駅(標高855m)
- 樹氷高原駅(標高1331m)
- 地蔵山頂駅(標高1661m)
この3カ所の駅を見るとよくわかりますが、標高に差があります。蔵王ロープウェイの駅は「麓」「中間」「山頂」にあります。
3ブロックにわかれています。
蔵王ロープウェイの始発駅は、蔵王山麓駅です。樹氷を見に行く時は、蔵王山麓駅から、ロープウェイに乗車するのが基本です。
樹氷を見て降りて来る時も、よほどの理由がない限り、蔵王山麓駅に戻ってきます。
山麓線の時刻表
蔵王ロープウェイの蔵王山麓線の時刻表は下記のとおりです。
蔵王山麓線は、15分間隔で運行されています。ゴンドラの台数は2台です。折り返し駅までの所要時間は7分です。
ゴンドラが駅を出発して、折り返して、また同じ駅に戻ってくるまでの、往復の所要時間は、単純に15分ということになります。
この時刻表を見ると「朝の8時30分から夕方の16時45分」まで、15分間隔で、フル稼働していることが、よくわかります。

| 8時 | 30 | 45 | ||
| 9時 | 00 | 15 | 30 | 45 | 
| 10時 | 00 | 15 | 30 | 45 | 
| 11時 | 00 | 15 | 30 | 45 | 
| 12時 | 00 | 15 | 30 | 45 | 
| 13時 | 00 | 15 | 30 | 45 | 
| 14時 | 00 | 15 | 30 | 45 | 
| 15時 | 00 | 15 | 30 | 45 | 
| 16時 | 00 | 15 | 30 | 45 | 
臨時便
この時刻表以外にも、臨時便が運行されることもあります。
それはどんな時か?
ロープウェイ待ちの観光客が、予想以上に、とてつもなく大勢並んだ場合です。
許容範囲を超えてしまうと、最終便までに、チケットを購入した全ての観光客をさばけない可能性が出てきます。
並んでいる観光客の人数を数えれば、
- さばけるのか?
- さばけないのか?
がすぐにわかります。
往復の時間が決まっていますので、単純に、計算できます。そのような時は、臨時便が運行されることになっています。
「チケットを買ったのに乗れない」なんてことのないように、運営されています。
安心です。
 
  
  
  
  
